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1990年代

1994年の日本映画 2

1994年の日本映画 2

★「オートバイ少女」 監督:あがた森魚
※オートバイに乗って遠い記憶の父に会う旅に出た思春期の少女を描いた鈴木翁二の漫画「オートバイ少女」を、あがた森魚、鈴木翁二、山本じんの脚本、山中潤の撮影、鈴木惣一朗の音楽でで映画化したガロシネマ第一回作品。
17歳になったみのる(石堂夏央 )は、ある日古書店で、自分が生まれて間もなく北の町へと行方をくらました殆ど記憶のない父(あがた森魚)が描いた漫画本を偶然見つけた。とても懐かしい記憶に捉われたみのるは、父に会いに行く決心をして、母(深浦加奈子)と暮らしていた東京の町屋を離れ、晩夏の北海道・函館に父の残していったオートバイ・YG1を駆ってやって来た。父に関する様々な噂を耳にしながら、みのるは、カメラマンの卵のりえ(川澄理恵子)、臼尻劇場の映写技師で父と知り合いの青年マサル(原義勝)、浜辺の老人(結城守夫)らに出会う。そしてある夕方、廃電車を改造したライダーハウスに帰ってくると、そこにみのるを待っていた父がいた。だが戸惑うみのると父は、会話を交わすたびに、会うたびに互いの距離は縮まらなかった。「僕達は父娘だから出会っているんじゃなく、僕とみのるだから出会ってるんだ!」という父の言葉も、みのるには屁理屈にしか聞こえない。そうしてみのるは、また東京へ戻っていった。

★「女ざかり」 監督:大林宣彦
※権力の圧力に対する女性論説委員の抗戦と彼女を巡る人間模様を描いた丸谷才一のベストセラー小説「女ざかり」を、野上龍雄、渡辺善則、大林宣彦の脚本、坂本典隆の撮影、久石譲の音楽で映画化したドラマ。
念願の論説委員になった新日報社の南弓子(吉永小百合)は、社会部出身の同僚・浦野(三國連太郎)を手助けする一方、初めての社説を書いた。だがその社説は、水子供養で儲けている宗教団体の教祖を怒らせてしまう。そして、そこから巨額の援助を受けていた与党の幹事長・榊原(岸部一徳)の圧力で、弓子は左遷を言い渡されるが、彼女はきっぱり拒否する。左遷が不首尾に終わると、今度は新社屋建設における国有地の払い下げに待ったがかかる。彼女に想いを寄せる浦野の調べで事態の全貌を知った弓子は、愛人関係である大学教授・豊崎(津川雅彦)に相談するが、浦野をはじめ、彼女を助ける動きがあちこちで起こった。豊崎は自分の妻と榊原の妻が知人であるところから、また弓子の一人娘の千枝(藤谷美紀)は、恋人・渋川(風間杜夫)の叔父が政界に顔がきく書家・大沼(片岡鶴太郎)である線から行動するがいずれも弓子を助けることは出来なかった。だが意外な所から…。

★「河童」 監督:石井竜也
※人間の親子の絆、そして河童と少年の出会いと交流を、末谷真澄の脚本、長谷川元吉の撮影、杉村克、秋山貴彦のSFX、金子隆寛の音楽、石井竜也のキャラクター・デザインで描いたファンタジー。
世界的な報道写真家・鈴森雄太(藤竜也)の個展に、別れた妻との息子・戸田勇(原田龍二)が現れた。心臓病が悪化し、余命僅かと悟った雄太は勇に不思議なボール・尻子魂を手にして故郷・北川村のことを語り出す。昭和28年、母を亡くした8歳の雄太は、東京から戻って駐在をしている父の勇吉(陣内孝則)と祖父の喜助(今福将雄)の3人暮らしだった。祖父の喜助によると、天神沼の川嵐洞には昔から河童が村の守り神として住んでおり、男の河童は死ぬと尻子魂となり、女の河童は空の川になるという。ある日、友人の克次が天神沼で気絶するという事件が起こり、熊が出たものと勘違いして大人たちは騒ぎ出し、天神沼の葦原が大火災にみ見舞われてしまう。その時、雄太は葦原で緑色の奇妙な生き物・河童の親子と出会い、池の中に引き込まれるが、水面の下に広がる美しい宇宙で出会った子供の河童と親しくなっていく…。

★「THE MOTION PICTURE 餓狼伝説」 監督:大張正己
※伝説の六つの闘衣をめぐって悪と戦う餓狼たちを、山田隆司の脚本、中澤一登、中山岳洋、高谷浩利の作画監督、森下成一の撮影、佐橋俊彦の音楽で描いたアクション・アニメ。
全ての格闘技の開祖とも言うべき『ゴーダマス一族』のマルスの闘衣と呼ばれる謎の鎧と、その一族の子孫であるラオコーン、テリーに助けを求めてきた彼の妹であるスーリアを巡り、テリー=ボガードやその弟であるアンディ、ジョーといった餓狼たちが集まり、新たなる戦いに挑む…。
声の出演は錦織一清、難波圭一、檜山修之、三石琴乃、三木真一郎、桜井智、千葉麗子、ほか。
> YouTubeのFatal Fury The Motion Picture: SNK Movie Terry Andy Bogard Geese Movie Part 4

★「極つぶし」 監督:渡邉武
※巨悪と戦う元ヤクザの刑事と元警官のヤクザの片破りなコンビを描いた土山しげるの漫画を、石川雅也の脚本、今泉尚亮の撮影、TORSTEN RASCHの音楽で映画化したアクション映画。
港署の犬神京太郎(木村一八)は元ヤクザの刑事で、暴力団・常濃組若頭の花輪兆治(安岡力也)は警官上りだった。互いに対立する2人が警視庁警視正・佐々木四郎(小林克也)の目に止まり、警察では手に負えない巨悪を葬る機密任務でコンビを組んだ。ターゲットは、常濃組を潰し麻薬密輸を企む嶋岡組を影で操るエリート商社マン・増田と、その背後にいる黒幕だった。彼らのために花輪は若い組員・園田(大森嘉之)と、組長の常濃を失い、また自らも殺し屋リサ(安原麗子)に命を狙われた。犬神も新種の麻薬の凶悪さをよく知っていた。彼は花輪に銃を奪われ一緒に逃走する羽目になり、その過程で嶋岡組長(鹿内孝)を追い詰め真相を聞き出そうとするが、後を追って来た汚職刑事・望月に嶋岡は殺され、その上、2人は嶋岡殺しの汚名を着せられてしまう。そんな2人を助けたのが佐々木だった。犬神はリサを、花輪は増田を追って黒幕が大物議員・塚原(南原宏治)であることをを聞き出す…。

★「極道記者2・馬券転生篇」 監督:望月六郎
※ギャンブルで借金を重ねるうちにヤクザの親分に見込まれてヤクザの闘争に引き込まれる極道記者を、佐治乾の脚本、石井浩一の撮影、加納秀人の音楽で描いたギャンブル・ドラマ。
極道記者と呼ばれるスポーツ新聞「東京レース」の記者・松崎(奥田瑛二)は、競馬場で暴力団とも通じている大富豪の徳大寺(佐藤慶)と知り合う。松崎の何者をも顧みない、いさぎよい賭けっぷりに惚れ込んだ徳大寺は、「畜生道に落ちた孫の面倒をみてくれないか」と松崎に頼む。徳大寺の孫・芙蓉(一ノ瀬やす子)はニューハーフだったのだ。芙蓉は、松崎が居候している恋人・紀子(青山知可子)の隣室に住むことになる。松崎は紀子を深く愛する一方で、いつしか芙蓉とも心を通わせていく。徳大寺は、関東と関西の暴力団の抗争を止めさせるため自分が指をつめることで仲裁をすると言い出し、松崎にその立ち会い人になって欲しいと依頼するが、松崎は何とかその任を果たす。そして松崎は徳大寺が指をつめて手にした大金を使い馬券を購入するが…。

★「極道の姐 玲子」 監督:小水一男
※対立組織と戦う極道の姐の姿を、小水一男の脚本、伊藤昭裕の撮影、川島晴信の音楽で描いたやくざ映画。
富岡組組長富岡秀司(本田博太郎)は対立する北野組に襲撃され、何発もの弾丸を浴びてしまう。奇跡的に生命は取り留めたが、植物人間同様の身体となってしまった。妻・玲子(川島なお美)は北野組への復讐に燃える舎弟のイサム(川上泳)らの暴発を食い止める。だがリゾート開発に着手していた北野組組長・大竹(小林克也)は、玲子の懇意にしていた老婆・トシ(辻伊万里)を殺してその土地を手に入れ、また小さな諍いから富岡組のケンゾーに傷つけられた北野組の東はケンゾーの恋人・マリアを凌辱し、事態を察して北野組に乗り込んだケンゾーもマリアともども殺されてしまう。報復を決意したイサムたちは玲子に被害が及ばぬよう富岡組に別れを告げ、地鎮祭当日の北野組を襲う…。

★「ゴジラvsスペースゴジラ 監督:山下賢章
※スペースゴジラとゴジラ、そして対ゴジラ戦闘ロボット・モゲラの闘いを、柏原寛司 の脚本、岸本正広の撮影、江口憲一、大川藤雄、斉藤薫、大澤哲三のSFX、川北紘一の特撮監督、服部隆之の音楽で描いたシリーズ21作。
G対策センターではゴジラに対して2つのプロジェクトが進行していた。1つは、ゴジラをテレパシーで操ろうというTプロジェクトで、Gフォースの新城(橋爪淳)と佐藤(米山善吉)、未希(小高恵美 )と千夏(吉川十和子)、大久保(斉藤洋介)がその為に南太平洋のバース島へ派遣された。そこには、Gフォースの一員・結城(柄本明)と、リトル・ゴジラが住んでいた。結城が仕掛けた罠にリトル・ゴジラがかかってしまい、悲鳴を聞きつけたゴジラが姿を現す。そのチャンスに、Tプロジェクトのメンバーは、ゴジラの後頭部に小型増幅装置を命中させ、未希のテレパシーでゴジラを操ることに成功する。しかし、大久保の無謀な操作で未希は意識を失い、ゴジラも海中へ消えてしまう。一方、もう1つのプロジェクトである対ゴジラ戦闘ロボット・モゲラ建造に成功したG対策センターは、地球に向かって飛来しつつある謎の物体を破壊する為、モゲラを出動させるが…。
> YouTubeのゴジラVSスペースゴジラ 劇場予告

★「ゴト師株式会社II」 監督:鶴田法男
※イカサマパチンコで儲けるゴト師に立ち向かうゴト師株式会社メンバーの活躍を描いた下田一仁の同名漫画を、宮下準一と鶴田法男の脚本、林淳一郎の撮影、クリヤ・マコトの音楽で映画化したシリーズ第2作。
君島(根津甚八)をリーダーとする工事屋(松田勝)、情報屋(でんでん)、マサル(加藤永二)らのゴト師株式会社のメンバーは、パチンコ店パーラー・オメガで店長までグルになって不正行為を働くゴト師たちを取り押さえた。だが彼らの前に見えない影が忍び寄り、秘書のユミ(高田万由子)が何者かにつけられたり、博士(荒谷公之)のコンピュータが破壊されたり、会社への仕事も次々キャンセルされたりした。君島らは最後に残ったダグラム・ホールでの仕事で怪しい行動をしていた謎の男を捕まえるが、彼は囮に過ぎず、真の敵は同業者のゴト師・鳥羽(名高達郎)だった。ダグラムでの鳥羽との戦いに君島は敗れてしまい、一度は自信を喪失するが、再起を賭けてフラミンゴ・ホールでの勝負に挑んだ。鳥羽はホールを騙して手中に収めており、君島たちは圧倒的に不利な状況にいたが…。

★「ゴト師株式会社III」 監督:後藤大輔
※イカサマパチンコで儲けるゴト師に立ち向かうゴト師株式会社メンバーの活躍を描いた下田一仁の同名漫画を、井川耕一郎と後藤大輔の脚本、志賀葉一の撮影、村山竜二の音楽で映画化したシリーズ第3作。
パチンコのゴト師(イカサマ)グループの不正を暴くゴト師株式会社社長・君島(根津甚八)は思い出の地・直江津を訪れる。昔世話になったパチンコ店、ミスター・パチンコを訪れた彼は、社長となった恩人の娘・早苗(喜多嶋舞)と再会する。君島はそこで悪質なセット・ゴト(台のチップに細工をするイカサマ行為)を目撃した。黒幕は「右手」と呼ばれる男(田村亮)で、この男は実は昔の君島の親友で死んだはずのカギだった。君島とカギは、かつて悪徳ホールばかりを狙って仕事をするゴト師だった。2人がホールに忍び込んだ時、君島はからくも逃れたが、カギはつかまり右手をつぶされた上、5年間の刑務所暮らしを経験したのだった。君島は「右手」が考案したチップのからくりを解き、すべてのチップを入れ替える。警察による監査も、警察側のチップをすりかえることでかわし、こと無きを得るが…。

★「これがシノギや!」 監督:西村昭五郎
※11人のライターによるルポルタージュ「これがシノギや―実録ヤクザ・企業舎弟のカネと人生」を基に、ひょんなことからやくざの仕事(シノギ)を手伝うことになったサラリーマンを、石川雅也の脚本、鈴木耕一の撮影、山崎輝の美術で描いたドラマ。
三流証券マンの湊真一(筧利夫)は、やくざの神竜会組長・緒方(麿赤児)に株を売って損をさせ、補填しろと脅される。一緒に逃げようとしたOL美由紀(田中忍)にも裏切られ、会社の金庫に手をつけるがそれも見つかり、遂には懲戒免職処分になる。緒方に追い詰められるが、大親分・酒井(八名信夫)の執り成しで真一は神竜会の一員となり、シノギを手伝うことになった。アタリ屋もビラ張りもダフ屋も全て失敗続きだが、それまで一滴も飲めなかった酒を飲んだとたん、人が変わったように飲み屋で暴れていた力士を懲らしめるなどの活躍をする。実は真一は、かつて酒井と渡り合った伝説のやくざの息子だったのだ。一方、真一とコンビを組む高槻(金山一彦)は、妹の純子(潮田恭代)に店を持たせるために金を稼いでいたが、そのため神竜会の内部情報をライバルの坂崎組にひそかに流していた。それを知った真一はひと芝居打ち…。


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