■アカデミー賞
作品賞:シマロン(ウェズリー・ラッグルス)
監督賞:ノーマン・タウログ「スキピイ」
主演男優賞:ライオネル・バリモア「A Free Soul=自由の魂」
主演女優賞:マリー・ドレスラー「惨劇の波止場」
★この年の主要な作品
◆街の灯 監督:チャールズ・チャップリン
※目の治った花売り娘が手の感触で浮浪者を恩人と知る胸に沁みるラストの見事さ。
◆陽気な中尉さん 監督:エルンスト・ルビッチ
※プレイボーイとその夫人、愛人の三角関係を描いたルビッチの代表作となる喜劇。
◆犯罪都市 監督:ルイス・マイルストン
※記者クラブに逃げ込んだ死刑囚とスクープに狂奔する記者。マシンガントークは当時の流行。
◆フランケンシュタイン 監督:ジェームス・ホエイル
※不気味さの中に一抹の哀感を漂わせ、ゲテ物の域を越えた怪奇映画の傑作。
◆制服の処女 監督:レオンティーネ。サガン
※スタッフ、キャストすべて女性で自由に憧れる思春期の少女を描いたドイツ映画。
◆M 監督:フリッツ・ラング
※次々に少女を餌食にする殺人鬼。現代社会の不安を独自の映像美で描いている。
◆自由を我等に 監督:ルネ・クレール
※「自由を我等に」を歌いながら一緒に旅に出たルイとエミールの前に続く田舎の一本道!
◆會議は踊る 監督:エリック・シャレル
※「ウィーン会議」を舞台にしたロシア皇帝と町娘のロマンス。主題歌「ただ一度だけ」も人気に。