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1950年代

1952年の映画(DVD)

1952年の映画(DVD)

■アカデミー賞

★作品賞:「地上最大のショウ」監督:セシル・B・デミル
※世界最大のサーカス団で繰り広げられる華やかなショーと共に、そこに集う人々が織り成す人間ドラマをドキュメンタリータッチで描く。
出演はチャールトン・ヘストン, ジェームズ・スチュアート、ベティ・ハットン

★監督賞:ジョン・フォード静かなる男
※故郷のアイルランドに戻ってきた元ボクサー(ジョン・ウェイン)が、勝気な女(モーリン・オハラ)に恋をして巻き起こる騒動を描いた。ラストの殴り合いの長丁場は映画史上屈指とたたえられた名シーンである。

★主演男優賞:ゲーリー・クーパー真昼の決闘
フレッド・ジンネマン監督。教会で結婚式を挙げ、町を去ろうとしていた元保安官ケインと新妻エミー(グレース・ケリー)。そのとき、ケインに恨みを抱く4人のならず者たちが彼を殺しに町にやってくるという知らせが届く。留まって彼らと決闘するか、町から逃げるかで悩むケイン。決闘のときは一刻と近づいてきている。
ディミトリ・ティオムキンが「ハイ・ヌーン」等で音楽賞。

★主演女優賞:シャーリー・ブース愛しのシバよ帰れ
ダニエル・マン監督。以前可愛がっていて行方不明になった仔犬のシバを想い、現在の生活を無為に過ごす熟年夫婦(バート・ランカスター、シャーリー・ブース)が、一緒に住むようになった女学生・マリー(テリー・ムーア)を通して本当の幸せを探し求める姿を描いた作品。

★助演男優賞:アンソニー・クイン革命児サパタ
エリア・カザン監督。20世紀初頭のメキシコ。圧制の下、父祖伝来の土地を次々と奪われ怒りを燃やす農民のひとりサパタ(マーロン・ブランド)。自由と土地を求め、革命に命を懸けた男が最後に得たものは…。
アンソニー・クインはサパタの兄ユーフェミオ役。

★助演女優賞:グロリア・グレアム悪人と美女
ヴィンセント・ミネリ監督。ハリウッドの映画監督フレッド(バリー・サリヴァン)、脚本家ジェームズ(ディック・パウエル)、スター女優ジョージア(ラナ・ターナー)がとある撮影所長宅に招集され、大物プロデューサーのジョナサン(カーク・ダグラス)のカムバックに手を貸すよう、依頼される。しかし、三人にはジョナサンにまつわる苦い思い出があった…。


■ベネチア国際映画祭

★作品賞:「禁じられた遊び」監督:ルネ・クレマン
※1940年のフランス、ドイツの空襲で両親を失った少女ポーレット(ブリジット・フォッセー)は、少年ミシェル(ジョルジュ・ブージュリー)の家に世話になることに。二人はいろいろな動物の死のたびに墓を作り続ける。
子供の視線で戦争を描いた感動作。

★監督賞:溝口健二西鶴一代女
※老醜を厚化粧で隠し、道にたたずむ娼婦お春(田中絹代)。羅漢堂に入った彼女は、さまざまな仏像を見つめるうちに、今まで関わってきた男たちのことを思い返していく…。
溝口健二監督宿願の映画化。

★主演男優賞:フレデリック・マーチ「セールスマンの死」
※アーサー・ミラー原作(1949年発表)のピューリッツア賞受賞戯曲を制作のスタンリー・クレイマーがラスロ・ベネデクを監督に抜擢して映画化した。ウィリィ(フレドリック・マーチ)は63歳になるセールスマンだが、既に気力は尽き果て、過去の幻影と、自分を人並以上の人間だとする妄想の中だけに生きていた。妻(ミルドレッド・ダンノック)のすすめもあり、会社に内勤への移動を願い出るが、会社から解雇を言い渡される。

★主演女優賞:該当者なし


■カンヌ国際映画祭

★パルムドール:
☆「2ペンスの希望」監督:レナート・カステラーニ
※アントーニオ(ヴィンチェンツォ・ムゾリーノ)は兵役から帰ってきたが、貧しい家庭の長男である彼は母や姉妹を養うため休む間もなく仕事をしなければならなかった。だがどこも不景気で、村にも失業者があふれていた。ある日、職を探すため教会前の広場に出てきたアントーニオに花を投げて笑いながら逃げていった女がいた。彼女は花火屋の娘カルメラ(マリア・フィオーレ)だった。

☆「オセロ」監督:オーソン・ウェルズ
※オーソン・ウェルズが、監督・製作・脚本・主演でウィリアム・シェークスピアの戯曲の映画化。他の出演者は、デズデモーナにシュザンヌ・クルーティエ、イアーゴにマイケル・マクラマー、ロダリーゴにロバート・クート、キャシオにマイケル・ローレンス、イアーゴは妻エミリアにフェイ・コンプトン、キャシオの恋人で娼婦のビアンカにドリス・ダウリング。

★監督賞:クリスチャン・ジャック花咲ける騎士道

★主演男優賞:マーロン・ブランド革命児サパタ
※「革命児サパタ」は、1911年のメキシコ革命に活躍したエミリアノ・サパタの半生を描いたエリア・カザン監督作。ジョン・スタインベックが脚本を書いた。

★主演女優賞:リー・グラント探偵物語
ウィリアム・ワイラー監督。家庭内暴力を繰り返していた父親を恨み続け、犯罪を憎み、決して不正を許さない信条を貫いている熱血刑事ジム(カーク・ダグラス)が、貞淑な妻(エリノア・パーカー)の秘密を知ってしまうことに…。人物の個性が上手く描かれ、展開の面白さに目が離せない。リー・グラントは万引き犯役で受賞。


★この年の主要な作品

◆「ライムライト」監督:チャールズ・チャップリン
※第一次大戦前、ロンドンでの物語り・・・かつては一声を風靡した老道化師カルヴェロ(チャップリン)は中年を過ぎたいまはすっかり落ちぶれてしまった。ある日、彼がアパートに帰ってみると、美しい女(クレア・ブルーム)が自殺を企てて意識不明になって倒れていた。チャップリンが自らの老いの心境と人生の輪廻を哀感を込めて描いた。

◆「雨に唄えば」監督:ジーン・ケリースタンリー・ドーネン
※サイレントからトーキーへと転換期を迎えたハリウッドの楽屋裏をおもしろく見せながら、ジーン・ケリーデビー・レイノルズらと歌い、踊りまくる。ミュージカル映画の革命といえるほど斬新で感動的に仕上がった。共演のドナルド・オコーナーによるコミカルなナンバーや、ハリウッド随一のダンサー、シド・シャリースの踊りなど、見どころが満載。

◆「ノックは無用」監督:ロイ・ウォード・ベイカー
※パイロットのジェッド(リチャード・ウィドマーク)が宿泊するホテルのエレベーターボーイの伯父を訪ねてきたネル(マリリン・モンロー)。彼女はパイロットの恋人が墜落死したショックで精神を病み、さきごろ退院したばかり。伯父はホテル客の子守の仕事をネルに与えるが…。
マリリン・モンローは16作目にして初主演の本作で狂気の女を熱演。


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