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1960年代

1965年の映画(DVD)

1965年
アカデミー賞
★作品賞:サウンド・オブ・ミュージックロバート・ワイズ
※修道院院長は、問題児の修道女見習いマリア(ジュリー・アンドリュース)をトラップ大佐(クリストファー・プラマー)の家に送り、7人の子供たちの家庭教師とした。トラップ家に受け入れられたマリアは、やがて大佐への恋心に気づく。そのうち、第2次大戦が始まる。『ドレミの歌』をはじめ、名曲の多いホームミュージカルの傑作。第2次大戦前夜の実話がもとになっている。
★監督賞:ロバート・ワイズ「サウンド・オブ・ミュージック」
※『ウエスト・サイド物語』でミュージカルに新境地を拓いたロバート・ワイズ監督はロジャース&ハマーシュタインによるミュージカルを映画ならではの魅力的な作品に仕上げた。特に冒頭での70ミリ大画面を利用した、アルプスからザルツブルクまでの空中撮影シーンが圧巻。
★主演男優賞:リー・マービン「キャット・バルー」
※リー・マービンの出演作には、「リバティ・バランスを射った男」、「特攻大作戦」、「太平洋の地獄」、「ミステリーゾーン」がある。
★主演女優賞:ジュリー・クリスティ「ダーリング」
※ジュリー・クリスティの出演作には、「ドクトル・ジバゴ」、「華氏451」、「デモン・シード」などがある。
★助演男優賞:マーティン・バルサム「A Thousand Clowns」
★助演女優賞:シェリー・ウインタース「いつか見た青い空」

ベネチア映画祭
★作品賞:熊座の淡き星影ルキノ・ビスコンティ
※サンドラ(クラウディア・カルディナーレ)はアメリカ人の夫アンドリュー(マイケル・クレイグ)と、ニューヨークへ旅立つ前に、実家があるイタリア・トスカーナ地方のヴォルテッラへ向かう。帰郷の目的は、科学者だったがナチスに連行され、アウシュビッツで命を落とした父親の記念碑を除幕するためだった。そこへ何年も会っていない弟ジャンニ(ジャン・ソレル)が姿をあらわす。母親は心を病んで入院している。妻のことを何も知らなかったことにアンドリューは当惑を隠せない。そしていつか、サンドラとジャンニとの間の微妙な距離感も気になり始める。ギリシャ悲劇「エレクトラ」をモチーフに繊細かつ斬新な視点で姉弟の禁断の愛を描いた。
★主演男優賞:三船敏郎「赤ひげ」 監督:黒澤明
※江戸時代末期、エリート青年医師・保本登(加山雄三)は心ならずも貧民たちの施設・小石川療養所に配属される。しかし、そこで出会った「赤ひげ」の異名をとる医師・新出去定(三船敏郎)に感化され、真の人間愛にめざめていく。山本周五郎の名作を黒澤明監督が2年の歳月をかけて映画化した。
★主演女優賞:アニー・ジラルド「マンハッタンの哀愁」監督:マルセル・カルネ
※妻に裏切られ、傷心の思いでパリからマンハッタンへやって来た俳優・フランソワ(モーリス・ロネ)。そんな時、とある裏町の酒場でケイ(アニー・ジラルド)に出会い、互いに惹かれ合う。
カンヌ映画祭
★パルムドール:ナックリチャード・レスター
※テラス・ハウスの持ち主で内気な青年コリン(マイケル・クロフォード)は、女たらしの間借り人トーレン(レイ・ブルックス)を相手に、ナンシー(リタ・トゥシンハム)をめぐって恋のさやあてを繰り広げる。リチャード・レスターが2本のビートルズ映画の間に監督した伝説的カルト・ムービー。
★監督賞:リビウ・チューレイ「絞首刑の森」
★主演男優賞:テレンス・スタンプ「コレクター
※ウィリアム・ワイラー監督によるサイコサスペンス。蝶の収集を趣味とする銀行員(テレンス・スタンプ)が、蝶の代わりに女子美術大生(サマンサ・エッガー)を誘拐し、人里離れた一軒家に監禁。決して手を触れる事なく、ペットを愛玩するように優しく飼育しようとするが、彼女は脱走を試みる。
★主演女優賞:サマンサ・エッガー「コレクター」
★審査員特別賞:怪談(日)
※監督:小林正樹ラフカディオ・ハーン原作の「怪談」から、『黒髪』『雪女』『耳無芳一の話』『茶碗の中』の4篇を映画化したオムニバス作品。出演は岸恵子、仲代達矢ほか。
★国際批評家賞:
東京オリンピック(日)
※監督:市川崑。東京オリンピックの記録映画だが、市川崑監督は、これを単なる競技記録の域に留めることなく、あくまでも映画作家たる自身の作品とした。
☆Tarahumara (メキシコ)

★この年の主要な作品
気狂いピエロ 監督:ジャン=リュック・ゴダール
※パリからフランスを縦断して南仏に向かう、フェルディナン(ジャン=ポール・ベルモンド)とマリアンヌ(アンナ・カリーナ)。マリアンヌは彼をピエロと呼び、彼は「違う、フェルディナンだ」と答える。パリを去るのは日常の悪夢から脱出するため。冒険活劇漫画『ピエ・ニクレ』を携え、愛と永遠を求めてさすらう2人。だが、青春は常にアナーキーで、暴力的で、犯罪に彩られていた。2人のささやきはランボーの詩。「見つかった」「何が?」「永遠が」。
幸福 監督:アニエス・ヴァルダ
※平凡だが幸せな家庭を築いた男が、妻とは別の女性を愛しながらも幸せな家庭に執着する姿を描き、どこまでも曖昧な"幸福の形"を描き出す。出演はクレール・ドルオー、ジャン・クロード・ドルオー、ほか。
ドクトル・ジバゴ 監督:デビッド・リーン
※デビッド・リーン監督が、ロシアを舞台に壮大なスケールとロマン香る映像で綴る不朽の名作。出演はオマー・シャリフ, ジュリー・クリスティ, ジェラルディン・チャップリンほか。
素晴らしきヒコーキ野郎 監督・脚本:ケン・アナキン
※1910年、ロンドンからパリへの飛行レースが開催されることになり、世界各国から個性豊かなヒコーキ野郎たちが駆けつけてきた。出演は、スチュアート・ホイットマン、セーラ・マイルス、ジェームズ・フォックス、アルベルト・ソルディ、ジャン=ピエール・カッセル、石原裕次郎
反撥  監督:ロマン・ポランスキー
※毎晩、恋人とベッドを共にする姉を意識し、セックスに対して憧れと嫌悪の感情を抱き、やがて幻覚に悩まされていく妹キャロル(カトリーヌ・ドヌーブ)の姿を描く。
戦争と平和 監督:セルゲイ・ボンダルチュク
※トルストイの古典的名作小説を、時のソ連映画界が総力を結集して映画化した超大作。ナポレオンによるロシア侵攻を背景に、名門貴族や農民などあらゆる階級の人々の運命が国の威信をかけた壮大なスケールで描かれていく。主演はリュドミラ・サペーリエワ
愚か者の船 監督:スタンリー・クレイマー
※ヒトラーがドイツの政権を握った1933年、客船ヴェラ号は「メキシコからドイツのブレーメルハーフェンをめざして就航していた。その船には、下卑たプロ野球選手(リー・マーヴィン)、欲求不満の離婚女性(ヴィヴィアン・リー)、ナチスに心酔するほら吹き男(ホセ・フェラー)など、人生の敗残者ばかりが乗りあわせていた。又、そんな彼らを冷ややかに見つめるは小人(マイケル・ダン)が大きな役割を果たしている。
キャット・バルー 監督:エリオット・シルヴァースタイン
※1894年のワイオミング。かつて深窓の令嬢だったキャサリン(ジェーン・フォンダ)は、父親を殺し屋(リー・マーヴィン)に殺され、その復讐を誓ったことから、今では酔いどれキッド(リー・マーヴィン二役)など子分を従えた無法者集団のボスとなっていた。ナット・キング・コールの歌に乗せて、ヒロインが父の復讐を果たすまでをコミカルに描いた異色西部劇。
ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ! 
※ビートルズ全盛期の熱狂ぶりを知るアイドル映画であると同時に、コメディとしてもミュージカルとしても面白い傑作。


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