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1970年代

1970年の映画(DVD)

1970年
アカデミー賞
★作品賞:パットン大戦車軍団フランクリン・J・シャフナー
※第二次大戦のアフリカ戦線で活躍したアメリカのジョージ・パットン将軍。類まれなる戦略家として恐れられながらも、激しい気性と名誉欲、奇行によって失脚を繰り返した波乱の生涯を描いた伝記的作品。フランシス・フォード・コッポラがアカデミー賞脚色賞受賞。
★監督賞:フランクリン・J・シャフナー「パットン大戦車軍団」
※シャフナーの娯楽映画の秘訣は「スターの起用」。好みのスターは、「パットン大戦車軍団」のジョージ・C・スコットをはじめ、「猿の惑星」のチャールトン・ヘストン、「パピヨン」のスティーブ・マクイーンダスティン・ホフマン。「ブラジルから来た少年」のローレンス・オリビエ、グレゴリー・ペックなどの個性派俳優である。
★主演男優賞:ジョージ・C・スコット「パットン大戦車軍団」
※ジョージ・C・スコットは「オスカー競争は実に無礼で、下品なものだ。」と受賞を拒否した。オスカー像は、結局パットン記念館に保存された。
★主演女優賞:グレンダ・ジャクソン「恋する女たち」
※グレンダ・ジャクソンの他の出演作は、ケン・ラッセル監督の「サロメ」、ロバート・アルトマン監督の「ニューヨーカーの青い鳥」、ロドリック・グラハム監督の「エリザベスR」がある。
★助演男優賞:ジョン・ミルズライアンの娘
デヴィッド・リーン監督作品。20世紀初頭、反英国派が武器の陸揚げに利用している北アイルランドの海辺の村で、古い因習に反発する娘ローズ(サラ・マイルズ)と年の差が離れた教師チャールズ(ロバート・ミッチャム)が結婚した。しかし彼に不満足なローズは、赴任してきた英国駐留軍将校(クリストファー・ジョーンズ)と関係を結んでしまう。「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」などのリーン作品に負けるとも劣らない完成度に仕上がっている。ジョン・ミルズは町の笑い者にされ、本人に毛嫌いされながらローズを愛し続ける知恵おくれで醜いマイケルを演じた。
★助演女優賞:ヘレン・ヘイズ大空港
※ジョージ・シートン監督作品。ローマ行きの旅客航空機に精神に異常をきたした男が爆弾を持ち込み、爆弾もろとも自殺する。機体は爆発の影響で空中分裂の危機へ!急遽近くの空港に向かうが、機体は一切の機能を停止していた。果たして乗客は…。主演はバート・ランカスター、ディーン・マーチンヘレン・ヘイズがタダ乗りするお茶目なおばあちゃん役でベテラン女優らしい存在感を示した。
ベネチア映画祭
※公式受賞作品なし

カンヌ映画祭
★パルムドール:マッシュロバート・アルトマン
※朝鮮戦争下の米軍移動野戦病院に、ふたりの軍医(エリオット・グールド&ドナルド・サザーランド)が赴任してきた。彼らは腕は抜群だが、やることなすことすべてにおいて型破りで、女性少佐ホーリハン(サリー・ケラーマン)とカタブツ少佐をベッドインさせ、そのあえぎ声を隠しマイクで全部隊に放送するなど、院内でハチャメチャな騒動の数々を引き起こしていく。戦争という愚かなゲームに対抗してハメをはずす人々を描いた、痛烈な戦争コメディ。
★監督賞:ジョン・プアマン「最後の男レオ」
★主演男優賞:マルチェロ・マストロヤンニ「ジェラシー」
★主演女優賞:オッタビア・ピッコロわが青春のフロレンス
マウロ・ボロニーニ監督。20世紀初頭のフィレンツエを舞台に、労働運動に身を投じる男と、彼を愛しつづける妻の姿を描いた文芸ロマン。音楽:エンニオ・モリコーネ
★審査員特別賞:殺人捜査(伊)
★国際批評家賞:殺人捜査(伊)

★この年の主要な作品
ある愛の詩 監督:アーサー・ヒラー
※大富豪の御曹司・オリバーと菓子屋の娘・ジェニーは、身分の違いを乗り越え恋に落ちるが…。「愛とは決して後悔しないこと」という名セリフを残した、アリ・マッグローライアン・オニール共演によるラブストーリー。フランシス・レイがアカデミー賞音楽賞。
ひまわり 監督:ビットリオ・デ・シーカ
※終戦後も帰ってこない夫アントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)を探すため、ジョバンナ(ソフィア・ローレン)は単身ロシアに足を踏み入れる。徐々にやつれていくジョバンナの姿は、見ていて痛々しい。戦争によって切り裂かれた男と女の運命を、壮大なスケールと美しい映像でつづった大作。共演リュドミラ・サベーリエワ
小さな恋のメロディ 監督:ワリス・フセイン
※製作は『炎のランナー』『キリング・フィールド』のデヴィッド・パットナム。 イギリスのパブリック・スクールに通うダニエル(マーク・レスター)は、バレエ練習中のメロディ(トレーシー・ハイド)に魅せられ、やがて相思相愛の関係へ。しかし、学校をサボって海へ行ったことを教師に叱られたふたりは「結婚します!」と宣言してしまい、学校じゅう大騒ぎとなる。ビージーズなどの挿入歌も効果的。
哀しみのトリスターナ 監督:ルイス・ブニュエル
※母親を亡くした16歳のトリスターナ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は没落老貴族ドン・ロペの養女となった。女性に目がないロペ(フェルナンド・レイ)は衝動を抑えきれず、まだうぶな彼女を女にしてしまう。
エルヴィス・オン・ステージ
※1970年のコンサートを通し絶頂期のエルヴィス・プレスリーをとらえたドキュメンタリー作品。リハーサル風景から本番まで、ショーの様子が余すところなくとらえられており、6日間に及ぶ熱狂のパフォーマンスを感じることができる。
ウッドストック 愛と平和と音楽の3日間
※1969年に開催された“ウッドストック・フェスティヴァル”の大トリを務めたジミ・ヘンドリックスのプレイを収録。また全米から集まった40万人以上の観衆の熱狂する姿もあますところなくとらえ、音楽ヂキュメンタリーの枠を超え、ひとつの時代の証言となっている。


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