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1980年代

1981年の映画(DVD)

1981年の映画(dvd)

アカデミー賞

★作品賞:「炎のランナー」 監督:ヒュー・ハドソン
※パリ・オリンピック陸上短距離で祖国イギリスに金メダルをもたらした2人の若者がいた。ユダヤの血をひいている為、言われなき差別と偏見を受けてきたハロルド。彼にとって走ることは偏見に勝利することであった。一方、宣教師の家に生まれたエリックは神のため、信仰のため走った……。そして、ヴァンゲリスの名曲!

★監督賞:ウォーレン・ベイティ「レッズ
※ウォーレン・ベイティは、1937年3月30日、バージニア州リッチモンド生まれのの映画監督、俳優、舞台俳優、演出家。作家、脚本家でもあり、ヘンリー・W・ベイティの名前でピアニストとしても活躍。プロデューサーとしても、数々のヒット作を送り出した。
名門の芸能一家で育った。父は音楽家、母も舞台女優であり、姉は女優のシャーリー・マクレーン。
ニューヨークでステラ・アドラーに師事。舞台を経て映画に進出し、1961年の『草原の輝き』で、名家に生まれ育ちながらも奔放に生きる主人公を闊達に演じ華々しいデビューを飾った。『俺たちに明日はない』(Bonnie and Clyde)でスターの座を獲得する。
『レッズ』はロシア革命を克明に記録した『世界をゆるがした十日間』の著者ジョン・リードの生涯を描いた歴史大作。

★主演男優賞:ヘンリー・フォンダ「黄昏
※ヘンリー・フォンダ(1905年5月16日 - 1982年8月12日)は、アメリカ合衆国ネブラスカ州でキリスト教の新宗教クリスチャン・サイエンスの家庭に生まれる。フォンダの家系は、1500年代にオランダからイタリアに移住、1600年代にイタリアからアメリカに移民してきたという。ミネソタ大学在学中に母親の友人ドロシー・ブランド(マーロン・ブランドの母親)の紹介で20歳の時にオマハで舞台に立つ。この頃、ジェームズ・スチュアートや後に結婚するマーガレット・サラバンと出会う。フォンダとスチュアートはニューヨークでルームメイトとして生活しながらブロードウェイで演技を磨く。ブロードウェイで活躍後、1935年に「運河のそよ風」で映画デビュー。その後、数々の話題作に出演した。
主な出演作は、「暗黒街の弾痕」 (1937) 、「黒蘭の女」 (1938) 、「怒りの葡萄」 (1940) 、「レディ・イヴ」 (1941) 、「荒野の決闘」 (1946) 、「ミスタア・ロバーツ」 (1955) 、「戦争と平和」 (1956) 、「間違えられた男」 (1956) 、「十二人の怒れる男」 (1957) 、「女優志願」 (1958) 、「ワーロック」 (1959) 、「史上最大の作戦」 (1962) 、「バルジ大作戦」(1965) 、「テキサスの五人の仲間」 (1965) 、「大脱獄」(1970) 、「エスピオナージ1」 (1973) 、「ミッドウェイ」 (1976) 、「メテオ」 (1979)

★主演女優賞:キャサリン・ヘプバーン「黄昏
※キャサリン・ヘプバーンは、活躍の時期が重なるヘンリー・フォンダと、これで初共演。「黄昏」のプロデューサーでもあったジェーン・フォンダは、父の相手役にと直接キャサリンに出演交渉した。ヘプバーンは、「黄昏」の内容が良かったこと、父に、アカデミー主演男優賞をとらせてやりたいと願うジェーンの熱意にほだされ、出演を承諾した。2003年に老衰で死亡。

★助演男優賞:ジョン・ギールグッド「ミスター・アーサー」[VHS]監督:ダドリー・ムーア
※ジョン・ギールグッド(1904年4月14日−2000年5月21日)は、英国の映画・舞台俳優、演出家。ロンドン出身。シェイクスピア劇を得意とした。ローレンス・オリヴィエは彼の門下であるほか、マーロン・ブランドも一時、彼に師事していた。重厚かつ緻密な演劇スタイルは歴史劇で生かされ、ハリウッドやブロードウェイでも追随を許さなかった。1964年『ベケット』でアカデミー助演男優賞ノミネート。81年『ミスター・アーサー』で同賞を授賞した。1953年にナイトに叙勲された。
ライフワークは、シェイクスピア作「テンペスト」をモチーフに掘り下げた『プロスペローの本』においてのプロスペロー王役。80歳を越えてもなお公演を続け、映像作家ピーター・グリーナウェイがギールグッドのプロスペローを映像という形で後世に伝えようと、同名の映画を1991年に製作した。

★助演女優賞:モーリン・ステイプルトン「レッズ
※ルイス・モーリン・ステイプルトンは、1925年6月21日アメリカニューヨーク州トロイのアイルランド系カトリック教徒の家庭に生まれる。ブロードウェイで2度トニー賞を受賞している。映画においては、デビュー作である「寂しい心」(1958年)でアカデミー助演女優賞にノミネートされた。また「大空港」(1970年)、「インテリア」(1978年)でも同賞にノミネートされた。そしてついに、1981年本作でリトアニア出身の女性アナーキスト、エマ・ゴールドマンを演じ、アカデミー助演女優賞を獲得した。

ベネチア映画祭
★作品賞:「鉛の時代」監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ
※西独赤軍のグードルーン・エンスリンの姉クリスチアーネと出会ったマルガレーテ・フォン・トロッタが戦中戦後のドイツ史を背景に、反発し合い、異なる生き方を選んだ対照的な姉妹の生い立ちや経験を、姉の視点から忠実に映画化。

カンヌ映画祭
★パルムドール:「鉄の男」監督:アンジェイ・ワイダ
※「大理石の男」の延長上にある映画として、主演の二人も同じで、80年に起った「連帯」への強い支持を打ち出した作品。グダニスクの造船所で起ったストライキを題材に、そこに働く一人の青年の孤立した闘争と、彼を抑圧する体制の集団エゴを鋭く糾弾する。ワレサ氏本人も出演している。

★監督賞:なし

★主演男優賞:ウーゴ・トニャッツィ「ある愚か者の悲劇」
※「ある愚か者の悲劇」はベルナルド・ベルトルッチ監督作。主演のウーゴ・トニャッツィ(Ugo Tognazzi)は1922年3月23日イタリア・クレモナに生まれ。1990年10月27日亡。ウーゴ・トニャッツィの他の出演作には、エドアール・モリナロ監督:Mr.レディ Mr.マダムMr.レディ Mr.マダム II、ルチアーノ・サルチェ監督:狂ったバカンス、マルコ・フェレーリ監督:最後の晩餐、ロジェ・バディム監督:バーバレラ がある。

★主演女優賞:イザベル・アジャーニ「カルテット」「ポゼッション
※イザベル・アジャーニは、1955年6月27日フランス・パリ生まれ。父親はアルジェリア人、母親はドイツ人。フランスではスターの中のスターとしての位置づけであるが、スキャンダルも多い。他に、『カミーユ・クローデル』でベルリン国際映画祭女優賞を受賞している。他の出演作は、「悪魔のような女」、「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」、「ノスフェラトゥ」、「王妃マルゴ」、「サブウェイ」、「死への逃避行」、「ザ・ドライバー」、「イザベル・アジャーニの惑い」、「ボン・ヴォヤージュ 運命の36時間」、「バロッコ」、「殺意の夏」などがある。

★審査員特別賞:「光年のかなた」(仏=スイス)
※監督・脚本:アラン・タネール。人里離れた荒野で人類が失った夢を追い求める老人ヨシュカ(トレヴァー・ハワード)と、パブで働く青年ジョナス(ミック・フォード)との、不思議な探究譚をシュールに描く。
アラン・タネールはスイス出身の監督で、この作品の前には『2000年にジョナスは25才になる』を撮っている。

★国際批評家賞:
☆「メフィスト」(西独=ハンガリー)監督:イシュトヴァーン・サボー
☆「MALOU」(西独)

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この記事へのコメント

  • シュリンパー
  • 2007年09月21日 02:22
  • 炎のランナー、鉄の男(「大理石の男」も─)、ポゼッション、最高に好きな映画です。この年は渋い映画が多いのでしょうかねぇ。

    アンジェイ・ワイダの映画はかなり好きです。「地下水道」「灰とダイヤモンド」はもちろん、「コルチャック先生」や変り種では「死の教室」など、素晴らしい作品がありますからね。
  • トシキ
  • 2007年09月21日 09:37
  • シュリンパーさん、コメントありがとうございます。
    アメリカにも良い映画はたくさんありますが、私もヨーロッパ映画が好きですね。
    でもヨーロッパ映画のDVDが少なくて残念です。
    ただ映画は欧米だけでなく、世界中のいろんな国に立派な監督がいて良い映画を作っていますよね。大変な制作費がかかるのに。多くの人が支えている(大衆性)からでしょうね。

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