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1980年代

1982年の映画(DVD)

1982年の映画(dvd)

アカデミー賞

★作品賞:「ガンジー」 監督:リチャード・アッテンボロー
※非暴力主義を唱え、インドを独立へと導いたマハトマ・ガンジー(ベン・キングスレー)の生涯を描いた伝記映画。インドの大地をとらえた映像も素晴らしい。ラヴィ・シャンカールの音楽も映像とマッチして魅力的だ。

★監督賞:リチャード・アッテンボロー「ガンジー」
※リチャード・アッテンボローは、1923年8月29日イギリスのイングランド・ケンブリッジ生まれ。映画監督・映画プロデューサー・俳優。ロンドンの王立演劇学校で学び、1942年にデビュー。「大脱走」などの脇役で知られるようになるが、1960年代からは監督業・プロデュース業にも進出。
監督作品には、素晴らしき戦争(1969年)、戦争と冒険(1972年)、遠すぎた橋(1977年)、マジック(1978年)、コーラスライン(1985年)、遠い夜明け(1987年)、チャーリー(1992年)、永遠の愛に生きて(1993年)、ラブ・アンド・ウォー(1996年)、グレイ・オウル(1999年) がある。

★主演男優賞:ベン・キングスレー「ガンジー
※ベン・キングズレーは、1943年12月31日イングランド・ノース・ヨークシャー州スカボロー生まれ。父親はインド人の医師、母親はイギリス人のファッションモデル・女優。19歳のとき『リチャード3世』の舞台に感銘を受けて俳優を志す。1967年にロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに招かれ、シェイクスピア役者として活躍。『ガンジー』の他に、『バグジー』『Sexy Beast』『砂と霧の家』で3度アカデミー賞候補になっている。2001年にナイトの称号を与えられた。
主な出演作品には、「モーリス」(1987)、バグジー(1991)、ボビー・フィッシャーを探して(1993)、デーヴ(1993)、シンドラーのリスト(1993)、十二夜(1996)、英雄の条件(2000)、砂と霧の家(2003)、サンダーバード(2004)、サスペクト・ゼロ(2004)、サウンド・オブ・サンダー(2005)、オリバー・ツイスト(2005)、ミセス・ハリスの犯罪(2005)、ブラッドレイン(2005)、ラッキーナンバー7(2006) がある。

★主演女優賞:メリル・ストリープ「ソフィーの選択」
※メリル・ストリープは、1949年6月22日アメリカ合衆国ニュージャージー州生まれ。ヴァッサー大学とイェール・スクール・オブ・ドラマ(クラスメイトにシガニー・ウィーバー)で学び、舞台を経て、1977年の「ジュリア」で映画デビュー。自他共に認める演技派女優で、その演技に対する姿勢は、役に成りきるために、事前には徹底したリサーチを行う。「ソフィーの選択」では役作りのためにポーランド語訛りの英語を習得している。アカデミー賞には14回ノミネートされ、分野別で、「クレイマー、クレイマー」(79年)と本作の2回受賞しており、俳優としては史上最多である。

★助演男優賞:ルイス・ゴセット・Jr「愛と青春の旅だち
※ルイス・ゴセット・Jrは、1936年5月27日ニューヨーク市ブルックリン生まれ。61年に映画デビュー。下積みを経た後、77年のTVミニシリーズ「ROOTS/ルーツ」のフィドラー役でエミー賞を受賞。その後本作の鬼軍曹役を熱演してアカデミーとゴールデングローブの助演賞を受賞。以降、個性派黒人俳優として多数作品でその実力を発揮する。
主な出演作は、ソーラー・ストライク(2005)、人間消失 ファイナル・ウォー(2005)、モメンタム(2003)、バイオレンスロード(1999)、Y2K(1999)がある。

★助演女優賞:ジェシカ・ラング「トッツィー
※ジェシカ・ラングは、1949年4月20日ミネソタ州クロケット生まれ。パントマイムを学ぶためパリに渡る。1973年アメエリカに戻り、1976年公開のアメリカ映画『キングコング』でヒロインに抜擢されるが、映画が酷評された上に、ジェシカ自身には「キングコングの恋人」というイメージがついてしまう。しかし、1981年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」で注目され、本作ででアカデミー助演女優賞、1994年には「ブルースカイ」でアカデミー主演女優賞を受賞して演技派女優としての地位を築く。1992年には「欲望という名の電車」でブロードウェイ・デビューも果たしている。
他の主な出演作は、オール・ザット・ジャズ(1979)、女優フランシス(1982)、ケープ・フィアー(1991)、アカデミー主演女優賞受賞作のブルー・スカイ(1994)、代理人(1995)、シークレット ~嵐の夜に~(1997)、沈黙のジェラシー(1998)、タイタス(1999)、
私は「うつ依存症」の女(2001)、ビッグ・フィッシュ(2003)、ブロークン・フラワーズ(2005)、アメリカ、家族のいる風景(2005)がある。


ベネチア映画祭

★作品賞:「ことの次第」 監督:ビム・ベンダース
※SF古典のリメイクを撮影中の一隊は資金が底をつき、ポルトガルの海辺の村で立ち往生する。監督のフリッツはプロデューサーと連絡が取れず、業を煮やして会うために自らロスに飛ぶ。コッポラ製作「ハメット」での苦い経験をもとに映画製作の現場の困難を描いた。


カンヌ映画祭

★パルムドール:
☆「ミッシング」 監督:コンスタンチン・C・ガブラス
※南米チリで軍事クーデターが勃発し、混乱の最中に一人のアメリカ人青年が行方不明になる。アメリカから駆けつけた父親は青年の妻と共に戒厳令下の首都で行方を捜す。その過程で知るクーデターの拷問、処刑、虐殺など恐怖の実態。価値観の違いから対立していた父と妻は次第に理解し合うが、やがてアメリカも絡む悲しく恐ろしい真相が明らかになる。出演は、ジャック・レモン, シシー・スペイセク, ジョン・シーア。
ガブラス監督は、1933年2月13日ギリシャ・アテネ生まれ。主な作品に、7人目に賭ける男(1965)、奇襲作戦(1967)、Z(1968)、告白(1970)、戒厳令(1972)、背信の日々(1988)、ミュージック・ボックス(1990)、マッド・シティ(1997)などがある。

☆「路<みち>」 監督:ユルマズ・ギュネイ
※ユルマズ・ギュネイはトルコ出身のクルド人映画監督・脚本家・俳優である。大学卒業後に俳優となったが、作家でもあった彼の小説が反社会的だとしてトルコ当局によって投獄された。出獄後、二枚目俳優として多くのトルコ映画に出演した。1970年より自分のプロダクションから監督作品を発表しはじめたが、トルコ政府によって上映禁止となった。その後も何度も投獄され、獄中から代理監督をたてて何本もの映画を製作した。路<みち>は獄中から監督した映画の一本で、撮影後、仮出所の際に脱走してフランスで映画を仕上げた。1984年に亡命先のパリで癌により死去した。主な監督作品は、希望 (1970) 、エレジー (1971) 、群れ (1978) 、敵 (1979) がある。
1980年のトルコ、マルマラ海のイムラル島にある拘置所で、ある日、ほとんどの囚人たちに5日間の仮出所の許可がおりた。彼らは、それぞれの故郷に向かうが、その中の5人の男の旅を描くことで、当時のトルコの人々の生活、男と女の関係、イスラムの古い慣習、そしてクルド人問題を見事に映像化した。

★監督賞:ベルナー・ヘルツォーク「フィッツカラルド」
※ベルナー・ヘルツォークは、1942年9月5日ミュンヘン生まれ。15歳で初めてシナリオを書く。62年に初の短編映画を完成させ、63年には自らのプロダクションを設立。ニュー・ジャーマン・シネマの旗手として注目され、「蜃気楼」(1970年)、「小人の饗宴」(1970年)、「カスパー・ハウザーの謎」(1975年)など異色作を発表。70年代に入ってからは、クラウス・キンスキーとのコンビ作「ノスフェラトゥ」(1978年)、「フィッツカラルド」(1982年)、「アギーレ・神の怒り」(1972年)などが話題になった。

★主演男優賞:ジャック・レモン「ミッシング
※ジャック・レモンは、1925年2月8日マサチューセッツ州ボストン生まれ。父は元ミュージカル俳優のドーナッツ会社経営者、母は元歌手。ハーヴァード大学卒業後演劇活動に入る。アメリカ海軍を除隊後、ラジオやテレビに出演。1953年、ブロードウェイでジュディ・ホリディの相手役をつとめた舞台が評判を呼び、コロムビアと契約。1954年に映画デビュー。1955年「ミスタア・ロバーツ」でアカデミー助演男優賞受賞、1959年に「お熱いのがお好き」に起用されてからはビリー・ワイルダー監督作品の常連となる。1960年「アパートの鍵貸します」のうだつのあがらないサラリーマンや、1962年「酒とバラの日々」でのアルコール依存症患者などのシリアスな演技も見せて、現代人の持つ性格的ひ弱さを演じては右に出るものはいないとまで言われる。1973年「セイブ・ザ・タイガー」でアカデミー主演男優賞を受賞し、主演、助演を獲得した最初の俳優となる。1966年「恋人よ帰れ!わが胸に」で共演して以降、ウォルター・マッソーとは名コンビといわれ、何度も共演した。1979年「チャイナ・シンドローム」や、1982年「ミッシング」でカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞。2000年7月にマッソーを亡くしてからは、体調は悪化。2001年6月27日夜、ロサンゼルスの病院にてガンの合併症で亡くなった。戦後アメリカ映画界最高の喜劇俳優と言われた。

★主演女優賞:ヤドビガ・Y・チェースラック「アナザウェイ」(ハンガリー)監督:カーロイ・マック

★審査員特別賞:「サン・ロレンツォの夜」(伊)監督:パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ
※タヴィアーニ兄弟が幼少時に実際に体験した出来事を映画化、8月10日の聖ロレンツォの夜、母親のチェチリアは、幼い息子に、戦争中のドイツ軍占領下にあったサン・マルティーノ村からの脱出の旅と、途中に起きた悲劇や心に迫る出来事を語って聞かせる。出演は、オメロ・アントヌッティ, マルガリータ・ロサーノ, ミコル・グイデッリ。

★国際批評家賞:
☆「路<みち>」(トルコ=スイス)
☆「アナザウェイ」(ハンガリー)
☆「LES FLEURS SAUVAGES」(カナダ)

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この記事へのコメント

  • pata
  • 2007年09月23日 17:16
  • TBありがとうございました!
    また、遊びにきますね〜(^^)
  • 飯大蔵
  • 2007年09月23日 23:38
  • TB有難うございます。
    「ガンジー」は見たいと思っていますがまだ見ていません。アカデミー賞総なめだったんですね。
  • トシキ
  • 2007年09月24日 09:01
  • pataさん コメント有難うございます。
    面白いブログですね。また時々寄らせてもらいます。

    飯大蔵さん コメント有難うございます。
    イギリス映画が好きなんですが、「ガンジー」もまた見てみたい映画です。
  • みのり
  • 2007年09月24日 15:57
  • TBありがとうございます。 こんな風に時代別に名画を紹介してくださるのって楽しいです。 また時々お邪魔させていただきます。 
  • トシキ
  • 2007年09月25日 02:59
  • みのりさん コメント有難うございます。
    ブログ拝見しました。日本映画もたくさん紹介されていますね。私も日本映画が好きで、いつか年代順に紹介したいと思ってます。その時はまた参考にさせていただきます。

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